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読めて、トラブルにならなくて

 先日、わが家の郵便受けにチラシが入っていました。
 わが家には関わりのない種類のお店の広告でしたが、読みづらい文章でした。
 B5サイズ一面に、びっしりと長い文章。
 改行も少なく、項目分けもせず、行間も窮屈に、30行はあろうかという長文。
 それを全部、ふい字で印刷していたのでした。

 自分の作品では気をつけよう。これ、やってしまうと良くないな…と思って、今回の記事にしたというわけです。

 11月に持参する漫画の執筆準備をしながら、ブログの記事を書いています。

 Pixivには今回もささやかな漫画を投稿しますが、フォントの使いくらべが目的です。

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 これまで漫画執筆には、ふい字を主に使ってきました。手書きの素朴な文字として、広告や商品の包装など、様々な印刷物で目にする人気フォントです。
 手作り感や暖かさを演出できる長所の一方で、長い文章に使った時など、少し読みにくい場合があります。

exm_Riipop_218_288.jpg

 そこで前回の投稿では、りいポップ角を使ってみました。これまでも部分的に使ってきたフォントですが、今度は主要なセリフに使いました。
 前回のPixiv投稿の漫画で試しに使ってみるまでは、スマホの画面サイズでもちゃんと読めるとは、気づかなかったのでした。
 字の雰囲気から言えば、りいポップ角は明るく朗らかな漫画にふさわしいでしょうけれど、読むストレスを和らげる、魅力的なフォントではないかと思います。

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 M+は整ったフォントで、学校や仕事の場で使って支障ない文字です。
 私も名刺に使っています。字の線の太さなどで種類がある中で、M+ 1mnを選んでいます。
 これも読みやすいので、漫画のセリフのように、ひと目で読み進めたいような場面でも役立つかもしれません。

 見かけるフォントは様々ありますけれど、制作者さんがどんな条件でフォント使用を認めているのか、確かめなければいけません。
 学生がレポートを書く時だとか、ごく限られた相手にだけ見せる書面では、どんなフォントでも問題ないはずです。
 けれども、サイトで使いたい、Pixiv等の投稿にセリフを載せるために使いたい、というような、不特定多数に公開する場合には注意が要るようです。
 同人誌のように、お金のやり取りが関わる公開では、フォント製作者が添付している事項をよく読まなければなりません。

 パソコンに購入当初からインストールされているフォントには、この種の事項が不明というものがあります。
 同人誌やネット投稿で、パソコンに初めから入っているフォントを使って、OSやパソコンのメーカーから訴えられたケースが、実際にあるのかどうかは知らないのですが、やはり製作者が条件を明示しているフォントを使うべきでしょう。

 今回のフォントについての話題は、まだ漫画の公開を始めていなかった頃、Open Office.orgの使い方を勉強していた頃に聞かされた話です。
 そして、M+も、りいポップ角も、ふい字も、万能ではないけれども、それぞれの利点を生かして使っている理由です。
 いかなるフォント製作者さんの怒りも買うことが無いように、私も注意して調べ判断しているつもりです。





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