雨にもまけず…というか、そこまで手ごわい雨じゃなかった。 [イベント - アイテム]
今月23日のコミティア122当日は、午後は晴れてきれいな青空でしたけれど、出発の時間帯は、雨がやや強めに降る寒い朝でした。
作品とは直接関係ありませんが、当日に寒さや雨にとった対策を、今回の記事にしておくことにします。
特別なものではないし、誰にでも、どんな場面にでも通用するわけでもありません。あくまで参考のひとつにすぎないものですが、雨が強い日に重要な品物を運ぶことを意識して実行したものです。
傘は折り畳み式のものを使いました。出発する時、すでに雨は降っていましたが、会場に着いてから傘が場所を取らないようにするためでした。
折り畳み傘が完全に収まるビニール袋も用意して、会場内と電車の中では、傘はこの袋にくるんでいました。
以前の記事では、ポンチョ型のレインコートを用意していたと書いたことがあります。けれども、電車に乗る時にレインコートでは、着たままでもよくないし、脱いでたたむ手間もかかるだろうと考えて、今回の方法をとることにしました。
国際展示場駅からビッグサイト入口までの道の大半には、屋根が張られている歩道があります。山歩きのような万全の雨対策よりも、収納や持ち運びを優先するのがスマートなのかもしれません。
折り畳み傘なので小さくて、上着の袖やカバンの外側は濡れるのを防げなかったのですが、歩く時と電車に乗る時との切り替えなどがスムーズにできました。
もちろん、持参する作品は、充分な大きさのビニール袋に包んで、カバンの中心のあたりに詰めていました。
寒さ対策ですが、セーターはイベントの日には、あまり着ません。ポケットが多いベストがあると持ち物を携帯するのに役立つので、ベストに合わせられる服を優先しました。それで、保温に優れた長袖をワイシャツの下に重ねていました。
もちろん、こんなことは好みの問題もあるし、持ち物などは対処法が色々あります。私もセーターを絶対着ないわけではなくて、今回はとりあえずこんな着方にした、という程度です。
ほかには、貼るカイロを二つ背中に貼っていました。
靴底用カイロを開封せずに持参して、会場に着いてから靴の中に入れました。
靴底用カイロは、入れたまま長い時間歩いていると熱くなりすぎたことがあったので、動き回らずに長時間過ごす時に役立つ物なのかもしれません。
ひざ掛けも役に立ちました。出先では少々使う機会を選ぶものだという気はしますけれど、コミティアのように必ず座席とテーブルがあって、お客さんへはテーブル越しに応対するようになっている場なら、使わせていただくことにしましょうか。
雨天という予報は前から聞いていたけれど、強めの雨の中を歩いた時間はわずかでした。上着の袖先が濡れたくらいで、心配していたほどではなかったし、何より新作の漫画を無事に持参できて、ほっとしました。
むやみに不安にならずに、目の前の問題にひとつずつ対処することにします。きっとこれからも、作品づくりの時間を確保していけると思います。
出展準備・経過報告・つまり、つまらない文章です…。 [イベント - アイテム]
名刺、また作り直しました [イベント - アイテム]
名刺を作り直しました。 [イベント - アイテム]
絵はがき、どうしようかな…と迷っていました [イベント - アイテム]
イベント出展での頒布品に関する検討の話です。
イラストを印刷したポストカード、前回8月末のコミティアでは「おひとり様一枚 無料です」としていました。ブログやPixivですでに公開している絵を使って、チラシ代わりのつもりで、数種類を持参しました。
立ち寄ってくださった方の中に、こんなお客さんがいました。
私の机に並べたポストカードをかわるがわる手に取って見比べてから、「100円払うから、3枚もらってもいいですか」というのでした。
私の予想していなかったことでしたけれど、気に入っていただけたのなら断ることでもないので、その通りにしました。
その時のやりとりまで、私が忘れていたことがありました。
ポストカードにはこういう役目があるんだ、ということでした。
手軽なお土産物なんです。
額に収めた絵画を売っているのも見かけますけれど、非常に高価です。
安くて、たくさん買ってもかさばらなくて、渡す相手をあまり選ばないお土産として、観光名所やイベントのような場の絵はがきは申し分のないものなんです。
帰ってから友人や知人に渡してもいいし、旅行中に買ったのなら、旅先から投函するのもいいことでしょうね。
受け取った人も、フォトフレームなどに収めて飾ってもいいし、しおりの代わりにするなど、普段の生活に取り込むこともできます。
個性ある作品を追求することも大切だけれど、絵はがきのように、どこでも見かけるような物を、感じよく確実に仕上げて持参するのも、作り手の腕なんだ…基本を忘れちゃ、いけませんね。
そういうわけで、色んな絵はがきを集めたい、というお客さんにも応じられる頒布方法に変えようと思いました。
けれども、前回まで無料で配っていたイラストをそのままで有料化するのではなくて、本を公開した時と同じようにしようと思います。
つまり、イベント当日を初公開とするイラストをポストカードにして、1枚100円にしようと考えています。小銭が多く必要になったり、何枚でいくら値引き、などと料金体系をむやみに複雑にするのを避けるなら、1枚100円が最善ではないかと考えました。
ウェブ上では先ごろの漫画と同様に、イベント終了後に縮小版をアップロードするつもりです。
すでに公開して好評をいただいているイラストや漫画の一場面から、テーマを引き継いだアレンジ版イラストなどをカードにするのも、いいかもしれません。
そういうわけですから、ポストカードのための新作イラストも、描いていくことにします。
小物や本の制作も進めながらですけれど、できるだけ時間をやりくりして、絵はがきの種類、それなりの数がそろうように、がんばるつもりです。
販売のため、試作品を作っていました。 [イベント - アイテム]
11月のデザインフェスタとコミティアで販売するグッズの試作品です。
気まぐれ惑星ファーネス・ファーのフィギュアと、数字のないカレンダー、どちらも、以前に紹介した作品の改良版です。
ファーネス・ファーのフィギュアは、漫画の中のように、顔や手を再現してみました。けれども、実際に販売する作品では、もう少し見栄えのするように気を付けたいと思います。
数字のないカレンダーは、構造を改良しました。
ひと月を表す盤の上に、7の倍数を表すキーを置いて月全体の日付を表す、という機能は以前のままですが、キーを置くガイドとなるように、糸をはってみました。
キーには、緑色のアクリル材を使ってみました。青や赤は土曜・日曜の色としてよく使われるので、この部品に用いることは避けました。
この程度の試作品をわざわざ取り上げて記事にしてしまいましたが、出展当日の準備を少しでも早く始めるためなんです。
何とかして、それなりの値段をつけるに恥じない作品をそろえたいと思っています。
本当の目標はイベント当日の売り上げではなく、その先の売込みでつかみ取る評価と報酬にある、とは言っても、苦労して作った作品の現物を、二束三文で売り飛ばすのでは気分が悪くなります。
それに、作るのはグッズ本体だけではありません。ファーネス・ファーやカレンダーのプロモーションになる冊子や、展示用の作品もそろえたいところです。
こんな中途半端な経過報告でブログ記事にしたのも、イベント当日に持参する作品に、少しでも早く取りかかるためなんです。…当日は、もっと出来のいい作品をお見せできるように、これから努力します…。
気になって名札書き [イベント - アイテム]
今さら、と言われちゃうかも知れないんですけれど、名札の準備を始めました。イベント出展の際に使う各道具へつけるものです。
折り畳み式の台を買いました。出展のたびにレンタル備品のために払う料金を、少しでも節約できないかと思ったからです。
これを持ってゆくとすれば、借りたブースの中に、レンタルと自前の器具が混在することになるかもしれないんです。
イベントが終わって後片付けを済ませた時というのは、とても疲れています。思い違いをする恐れだって高まる時です。
自分で持って行った折り畳み台を、レンタルの物と間違えて、持ち帰るのを忘れてしまっては大変です。
もうひとつ、気がかりがありました。現金の入れ物です。
以前のイベント出展で、近所のディスカウントショップで買ったプラスチック製のコインケースを持っていったことがありました。
会場で隣り合った出展者の方々にあいさつして回って、これはまずいと気づきました。私と、向こう三軒両隣、全員が同じコインケースを使っていたんです。取り違えが起こらないとは限りません。
今まで市販の道具をそのまま使っていましたけれど、トラブルが無かったのは、運が良かっただけでしょうね。
もちろん、対策を一度も取ったことが無いのではありません。
無料配布のカードだけを用意して、現金の入れ物を使わない方法をとったこともあります。少なくとも、コインケース取り違えを防げる手ではあります。
けれど、こんな入れ物ひとつのために、有料販売の作品は作らない、などと制約をつけては、賢い方法ではありません。
くだらない言い訳で、物事の進め方をねじ曲げてはいけないんです。
名札を書くのが面倒だからといって、そんな怠け者根性を守り抜くために、作品の作り方や発表の仕方を奇妙なものにするというのは、明らかに優先順位を狂わせています。
奇妙な優先順位で、理解に苦しむ手順で進めるならば、自分が本当は何者なのか、正直に名乗ればいいんです…ジブンはアーティストではない、怠けを極めるスペシャリストなんだ…とか。
でも、私はアーティストであって、作品づくりの環境を大切にしています。だから面倒でも、この前買った折り畳み台に、名前を書いて貼っておくんです。
暑さで頭がぼんやりして、忘れ物や見落としをすることがあります。
台風のせいで大雨が降って、作品の材料を買いに寄ることをあきらめたり、換気が要る作業を延期したりする時もあります。
イベント出展当日だって、決して甘く見てはならないんです。
名札書きなんて、まるで小学生のころみたいだけれど、こんなことでもやっぱり、作品の制作・発表を、快適で自由な発想で、実現するためなんです。
8月30日のコミティア出展まで、残り40日ほど。作業時間を無駄にはしていられません。がんばらないと。
気まぐれ惑星ファーネス・ファー、グッズを試作しました。 [イベント - アイテム]
コミティア開催まで二ヶ月足らずとなりました。本の内容の検討を進めながら、造形作品の試作もしています。作業時間枠もなかなか忙しいものです。
気まぐれ惑星ファーネス・ファーのグッズを試作しました。素材をレジンで固定してみました。
早く正確に作れて、意外と強度もあります。これならリーズナブルな値段をつけて、お客さんに手渡せるものになりそうです。
もちろん、まだ安心はできません。外見デザインの工夫をこれから考えるんだし、本などの制作も進めていくんですけれど、とりあえずハードルを一つ越えた気分です。
7月には本の執筆を始めたいと思っていたんですから、進み具合が早いとも言えません。油断しないで、なるべく急ぎます。
数字の無いカレンダー [イベント - アイテム]
恐縮ですが、今回もブログとPixivに同じ内容を投稿させていただきます。このところ作業時間が退屈な調べ物や検討ばかりで、お見せできるような新作が無いので、一つだけ比較的マシな試作品を持ち出したのが、今回の投稿です。
この間Pixivで、展開図特集というものを見ました。イラストとして投稿された作品ですが、工作キットのように切り取り線やのりしろ等が書きこまれていて、印刷して切り抜いて組み立てると、有名なキャラクターなどの立体版の人形が出来上がる、というものでした。
その中にひとつ、組み立て式のカレンダーがありました。それを見て思い出したものがありました。私も以前、機会があってカレンダーを自作したことがあったんです。ペーパークラフトではありませんけれど、せっかく考えたものですからご紹介します。
永久カレンダーとか、万能カレンダーと呼ばれるタイプです。二つの部品から成ります。一ヶ月全体を表す盤と、その上にのせる部品です。のせる場所によって、7の倍数の日を示します。表面に数字は無いけれど、7,14,21,28日になる曜日を示すことで、ほかの日がどの曜日なのかを導き出せ、一ヶ月全体を表すことができます。
これまで特に評価されたことはありませんが、目印の部品ひとつの位置で一ヶ月全体を表し、数字を表示しなくてもカレンダーとして機能するアイデアは、自分で考案した仕組みの中でも、気に入っているもののひとつです。
最初に考え出した時の試作品は、紙と木材で作ったものでした。現存していませんが、CGで簡単にお見せします。当時作ったのは壁掛け式で、木の板に紙のポケットを七つ並べて、7の段の日になるポケットに札を入れる方式でした。今回写真でお見せしている方は、比較的最近、プラスチックで作ったものです。
カレンダーをウェブで検索しても、同じ仕組みで7の倍数日を示す方式のものは見つけたことが無いので、オリジナル作品として売り込む機会を探しています。仕組みは変えないで、見た目や使いやすさを改善する案を考えています。イベント出展の折にでも間に合わせて、販売してみたいものです。
来月から使う名刺、作りました。 [イベント - アイテム]
失礼かもしれませんが、今回もブログとPixiv、同じ内容の投稿にさせていただきます。来月のイベントへの準備の途中経過です。
名刺を新しく作りました。と言っても全面的な変更ではなく、部分的な改善です。
Pixivでのアドレスは、会員番号と会員ID名由来のURLの両方を載せて、Pixivのページをたどりやすくしました。
添えているイラストは以前と似たような感じの絵ですが、ほんの少し変化をつけてみました。周りにカタバミを描いてみました。バラでも桜でもなく、雑草扱いされる草花で最もポピュラーなカタバミです。私が売れない絵描きだから、というわけでもありませんけれど…。
暇つぶしで作り直したのではなく、もちろんこれも来月の出展のための準備のひとつです。今まで何度かイベント出展など、ひとへ名刺を渡す機会を重ねてきて、自分の名刺にどんな改良が要るのか考えて、アイデアを取り入れてみました。ついでですけれど、2、3年前に描いた挿絵も、現在の技術でアップデートしました。
また気づいた点があれば、来月以降の活動でも、どこかをさらに改善した名刺を作ってもいいだろうと思っています。
とにかく、下準備がひとつ片付いたというわけです。出展準備、続行します!