SSブログ
メイキング - ワークスタイル ブログトップ
前の10件 | -

経験の蓄積が偏っていた… [メイキング - ワークスタイル]

20211014_1_146_65_70_20211012.jpg

 途絶は、こんなにもあっさり起こるものなのか。
 たった1ページの漫画でした。内容も大したものではありません。
 ページビュー数も少ないけれど、普通につまらないからでしょう。
 たったこれだけの漫画なのに、見落として、間違えて、焦って取り繕って。
 ひどく疲れました。完成直後に寝落ちまでしてしまいました。

 工程全ての慣熟運転を続けていなければならなかったんです。
 絵自体を仕上げることだけでは駄目だったんです。
 コマとして漫画のページに配置することを考えながら、画面上に登場人物を配置しなければならなかった。
 一部分の練習だけでは、それしかできなくなってしまう。

 キャラクターを考え出して作ること。
 シナリオを考えて、誌面の形に仕上げること。
 それも本文だけじゃなくて、表紙とか作って製本して、なんていうのも続けないと忘れていくな…
 それに作品を発表する場、売り込む先を探すこと。
 これはさっぱり進めていないぞ。まずいな。

 あらゆることをやっていなければならないんです。
 たとえ今の状況で週一回ずつしかできないとしても、すべての用件に対処を続けなければならないんです。

nice!(0)  コメント(0) 

メモリー対策 [メイキング - ワークスタイル]

20210809_1_150_130_60_20210810.jpg

 このブログにアップロードできる画像などのファイルは、合計100MBまで、ということになっています。
 ブログを始めたばかりの頃、深く考えずに画像を作成していたので、メモリーサイズが大きい画像が、今も残っています。


 大きすぎる画像を削除して、同じように使えてサイズが小さい画像を、改めて作成してアップロードすることにします…と以前にも書きましたけれど、ほとんど進めていません。
 時間がかかる上に、そこまで優先するべきことでもないからです。



 一時期、サイズが大きい画像をいくつか削除しました。
 画像を探す作業は単調だったし、それを削除して、新しい画像を作成して、再び記事の編集画面に戻って、文章と共に表示させる、というのも、時間がかかるだけで、新鮮さの無い単純作業です。

 これを最優先で続けると、私自身退屈になるし、作品を審査する人などがこういう活動を見たら、私が暇つぶしをしている、とか決めつけられやしないか…そんな気がして、あまり意欲がわいてきません。



 最近は、ブログ用の画像を小さくするように気をつけています。

 ずっと前には一枚だけで1MBになるような挿絵をアップロードしたこともありましたけれど、今は数ヶ月分の投稿の挿絵をまとめると、合計1MBになる、というほどです。

 今のペースで挿絵付きの記事を投稿するなら、100MBの限度になることを、まだ気にする段階ではないことになります。
 ブログは、今の投稿のやり方で使い続けることができるから、ほかのことを急ぎましょう。



 作り手として認められて、作品を作ることで評価と報酬を得ること。それこそ私の目標です。
 早く、新しい作品を作らないと。
nice!(0)  コメント(0) 

名前には 意味がある [メイキング - ワークスタイル]

 去る5月末のデザインフェスタ、6月初めに参加したコミティア。
 どちらも、私のブースは殺風景でした。

 製本した漫画を並べただけ。
 看板も無い。漫画の内容を紹介するような、張り紙なども無い。
 お客さんが足を止めるわけもありません。

 こんな出展にしてしまった原因は、いくつかありました。
 親の介護が必要になって、私がしなければならないことは確かに増えました。作品づくりに使える時間や体力も、制限を受けてはいます。
 けれど、それだけではありません。介護の苦労ひとつを悪者に仕立てても、役に立ちません。問題が解決不能に見えてしまうだけです。

 自分の一存で取り除ける障害物は、自分で見つけて取り除くんです。



 作り手としての活動の中心は、もちろん作品本編を作ることです。
 それなので、漫画本編を作ること以外の作業、例えば、看板やチラシを作ることなどを、「枝葉の作業」だと思ったり、良くても「応用・発展」だと、頭の中で呼んだりしていました。

 けれど、枝や葉と見なすと、切り払っても何とかなるとか、枯れても構わないところ、なんて思ってしまいがちです。
 応用・発展では、優等生さんがやることで、私があえて手を伸ばすところじゃない…とでも、思ってしまうかもしれません。

 名前には、意味があるんです。名付けた本人だって、影響を受けます。
 ふさわしくない名前を付けると、自分まで名前の暗示にかかるんです。



 作品本編を執筆して、仕上げることが、最終目標。
 それなら作品を売り込む準備は、目的地にたどり着くための通過地点じゃないのか。

20210727_1_155_98_70_20210727.jpg

 枝葉だと思ったら、必要に応じて切り捨ててしまう。
 けれど、停車駅だとすれば、避けて通るのはなぜなの?
そう思わせることができます。

 作品発表の場を探すために、出版社や雑誌、イベント、投稿サイトなどについて調べる。
 慣れていて、すぐに情報を列挙できる人は、それで構いません。

 でも私の場合、ついでの時にやればいいことだ、と思ったら、やらなくてもいいことだと思い込んで、手をつけなくなってしまいます。

 じゃあ、ついでではなくて、作品本体を運行するための保全作業だととらえたら?
 漫画を書くだけで売り込む場を探さないのでは、汽車があるだけで駅も線路も造らないようなものじゃないか。

 自分にとって大切なものを、ふさわしい名前で呼ぶ。
 物事の実態は変わらなくても、こちらの心構えが変わります。
 予定を立てる時、思い出すか、気に留めるかが変わります。
 良い名付け方をして、良い方向での暗示に活かせるほうがいいはずです。
nice!(0)  コメント(0) 

軌道修正は 発進直後から始まっている [メイキング - ワークスタイル]

 キャラクターを一度公開してから、顔だちに手直しするべき箇所があると気づくことが、よくあります。
 最近公開した軌歴検象生カリューゼ・シャーリュンも、もちろん例外ではなくて、完成・公開からが本当の苦労の始まりなんです。

20210619_1_95_120_70_20210618.jpg

 公開する段階まで作品を作り上げないと、気づかない何かが必ずあるものです。誰にも見せない前提で作品づくりをしていると、きっと私はもっと、苦手な点を放置したりして、今よりもはるかにスキルの偏りがひどくなっていたと思います。



 私の作品で、公開するための画像を作る段階を経てから、顔の手直しをしなかったキャラクターなどいません。

 人間のキャラクターは顔や髪形の造形をありとあらゆる加工法で改善しているんだし、ゆるキャラだって一度ならずやっています。

20200928_2_08_8_2_136_149_80_20200927.jpg

 ドードー・ジェットのような顔も、人間と並んだ時のつり合いとか、真横から見た時の顔の印象だとか、様々なことが気になって何度も調整を重ねています。
 最近では、山林管理手ケラランカの口(?)だって、より自然な笑い顔らしく見えるように直しました。

20210619_2_20210614.jpg


 個性を表現するために変えてはならない点なのか、カメラ映りが見苦しいから、手直ししなければならない所なのか。
 キャラクターの頭、特に顔に関しては、他と比較にならないほど判断が難しくなります。



 技術的に難しいことはありません。けれど検討して決断することを繰り返して、とにかく疲れます。書割の小道具の比ではありません。

 でもやらなければ、作り手として評価される立場になんか、いつまでもたどり着けません。
 私にとっては、作品を作る時が大切で、作品を造り上げるという目標があることが心の支えなんです。
nice!(0)  コメント(0) 

改善はします。人相は変えません。 [メイキング - ワークスタイル]

240_200_20181203.jpg

 作品に蝶が登場する場面を、よく設けています。
 蝶の司キャプテン・キュンメルや、いもむしラゼンパというキャラクターの出番を描くために、蝶たちが欠かせないことになっているからです。

 蝶たちの3Dデータの改良をしました。
 外見を大きく変えることは避けて、関節の構造やパーツの編成など、Blender上での作業効率の向上を主とした改良です。
 特に脚の関節については、少し前まではBlender解説書の初級者編に載っているような方法をそのまま残していたのですが、今回の作業で、すでに人間の手の指では常に使っている仕組みを採り入れました。

 作業を始める前、外見を変えようかと考えたことはありました。
 蝶たちの羽の色柄は、頂点ペイントと言う方法で描いています。ポリゴンの頂点にマウスでクリックして色をつけていくもので、きめの細かい模様を描くには無理がありますが、初心者でもできる手軽な方法です。
 これをUVマッピングに変えようかと思っていました。ポリゴンの面に画像をはり付ける方法ですから、実在の蝶のような複雑な模様を再現することができます。
 それでも、なぜそれを採り入れないことにしたのかというと、蝶たちの羽は、人の顔のようなものだと思ったからです。

 作業の数や量を減らす、メモリーのサイズを減らすという改善はしてもいいのですが、登場キャラクターの顔だちというものは、作品の第一印象を左右するものだし、作品や作り手の方向性を表すものです。
 安易に変えたら、作品の印象も変わってしまう。背景の書き割りや小道具とは、事情が違います。
 基本方針や理念を直感的に表すためのものならば、変えてはならないものです。
 もしも変えなければならないとすれば、今のままでは役に立たないということなのか、真剣に見直してからです。

 頂点ペイントで描いた模様は、今すぐ書き変えたいと思うほど見苦しいわけではない。
 つまり、今まで使ってきて愛着があるということです。
 合理化のために人相を変えるのではなく、今の人相をより効率よく描くために、作業内容の見直しをするのが、あるべき改善だと思いました。

 変える点、守るもの、いろいろ考えながらの作品準備です。
 面倒ですが、何も考えずに手だけ動かせば作品ができるわけじゃないんですから、必要なことは判断しながらなんです。




nice!(0)  コメント(0) 

職人っぽい写真置き場 [メイキング - ワークスタイル]

View_samples_20170331.jpg

 外出のたびに撮影してきた画像を、パソコンに写しておきました。素材として使いやすくするためです。
 BlenderやGIMPの練習を始めたころから、作品に使えそうな気がする風景などを見つけるたびに撮っていました。

 けれども今まで、たいして使ったことがありません。
 写真加工を適宜使えば、CGイラスト制作の効率が上がるはず…と思っているのに、効率が悪すぎて写真のことを振り返るゆとりもなくしてしまうんですよね。
 就寝までにこのページだけは仕上げよう…なんて焦っていると、わざわざカメラを取り出してメモリーを見てみる気にはならないものですから。

 それではまずいので、何とか改めることにしました。
 …背景を描く必要がある部分なんだけれど、写真のストックは、どんな風景を何枚程度撮ってあるのか覚えていない。
 漫画を執筆して、イラストを制作して、何度となくあったことです。
 そういう歯がゆい気分を終わりにしたいと思いました。
 自分で準備した素材を把握して、効率化につなげようと思いました。
 …そんな言い方、大げさですね。ファイルをコピーしておくなんて誰でもできるのに、どうして今までしなかったんだろう…。

 これ以上言葉を羅列するよりも、これから作品として実践して見せるべきですね。
 これじゃあまるで、これから禁煙します・減量しますって類だ…つまらない記事の代表格です。
 やりましょう、がんばろう。口先じゃなく手を動かそう。職人っぽく行きましょう。



コトコトの時があった頃 [メイキング - ワークスタイル]


3102_01_20_20170314.jpg

 しばしば作品に食べ物を登場させています。そのせいか、作品を作りながらしばしば、自炊していた頃を思い出します。

 料理の練習に集中していた時期がありました。
 自分が食べる料理なので、こった献立は避けていました。優先したのは時間の節約、準備や後片付けの効率でした。
 揚げ物は作ったことがありません。けれども、小麦粉をいためてホワイトソースを作って、下ゆでした野菜と一緒にパン粉を振りかけて、オーブンでグラタンなどは作ったことがありました。
 パンケーキを焼いていた頃もありました。オーブンで焼きあがるまでの時間はもちろん、使い終えた調理器具を洗っておくなど、片付け物に使っていました。
 いちばん多かったのは、やっぱり煮込み料理でした。時間節約が優先なので、必ずしもレシピ通りには作らなかったものでした。
 だしを作るかわりに市販の粉末コンソメを使ったり、炒め煮にすることになっているレシピでも、ただ煮込むだけにしたり。

 別に料理人を目指していたわけではありません。食費節約のための試行錯誤であり、物語上の食べ物や料理が登場する場面を、それらしく描くためでした。
 作品に取り上げる題材は、自分が直接体験できる物事ならば、そうする方がいいです。取材したり実物を見たりすることは大事です。

 ただ、グルメ漫画などを書く予定は無いのだし、作品そのものを作るための時間も確保しなければなりません。作り手として目的を見失ってしまいます。

 それで最近はコンビニ惣菜や菓子パンなど、できあがったものを買ってきて食べることが多くなっています。
 費用節約という点では後退なんですが、やりくりするものというのは、お金のほかに自分の時間というものもあります。
 ずっと前には、作り置きをするために自由時間を台所で使い切ってしまった日もありました。今それをやってしまうと、コミティア開催日に本の完成が間に合わなくなっちゃうでしょうね。

 作品の中で食べ物をある程度取り上げるくらいには、料理のことをおぼえたんだし、これで充分なのかな…。
 …いや、コンソメや塩の買い置きはまだ残っているんだし、買い物に出かければ、日がたって値引きされている野菜は、ほぼいつも見かけるんだし…。
 もう絶対料理しない、のではなくて、鍋でコトコト煮込んでいるひと時がある生活って、いいんじゃないのか…。
 休養や気分転換くらいのものが無ければ、作品にも響いてしまうかもしれないんだから。
 時間のやりくりの上達、めざしましょう。作品自体が貧弱にならないように、それに食費も節約できるように。まだまだ修行ですね。




顔の個性の整備作業 [メイキング - ワークスタイル]

Feature_difference_20170225.jpg

 いもむしラゼンパと、ちいさなロミンミュ。さっぱり売れない私の作品の中では珍しい、比較的評判の良い子たちです。

 おかげさまでご好評いただいているので、漫画でも出番を増やしやすいようにデザインを少し改良しました。
 緑色のラゼンパ君と、ピンク色のお嬢さんのロミンミュ。当初考え出した頃には、このふたりには外見の差はほとんど無くて、色が違う程度でした。
 けれども、それでは白黒の漫画にそろって登場する場合には具合が悪すぎますから、ふたりの区別がつくように顔の線を少し調整してみました。もちろん、顔の印象が変わってはならないので、気を付けて作業したつもりです。

 顔の調整は神経を使います。別人のような変貌になってしまわないように用心しながら、ほかのキャラクターとの容貌の違いや、カメラうつり対策などをするので、時間がかかります。
 顔はあまり手を加えるべきではありませんが、その他の3Dデータの部分的な改良は、何かしら常にやっています。
 作った当初のままのデータで使い続けているキャラクターはほとんどいません。全く改良していないというのは、形の単純な小道具や、そもそも重要度が低い物の場合でしょうか。

 CGソフトを使うことで、アナログ画材しかなかった頃よりは作業の負担を減らしていますが、決して機械まかせで楽をしているという意味ではありません。
 まあ、どう言って売り込んでも、悪い方に取られるのが常ですけれどね。
 がんばっています、怠け半分の仕事じゃありませんと言えば、未熟者で仕事の進め方が下手だと決めつけられるし、少ない負担で仕上げていますと言えば、努力しない怠け者にやらせる仕事は無いと言われる。
 どう答えてもけなされる類の話題です。

 …愚痴を書いてもどうにもなりません。改善も試行錯誤も、いつの日か安定的な、しかるべき規模の収入を手にするための道のりなんです。
 いもむしの歩みのように私の作品制作も少しずつしか進まないものですが、くじけてしまってはラゼンパ達にあわせる顔が無い。地道に行くとします。




新刊・制作中です [メイキング - ワークスタイル]


sample_progress821_20170128.jpg

 コミティアに間に合うように執筆進めています。
 漫画全体が2月12日の出展当日にそろっていなければならないので、急ぎます。
 国籍で線引きするのは間違いで、根本的な安全対策にはならないことです。
 けれども今、記事を書こうとしても不安や愚痴ばっかりになってしまうので、簡単な経過報告だけで失礼いたします。



作品、下準備。 [メイキング - ワークスタイル]

 8月のイベント出展に持参する作品の準備をしています。
 まだ未定の部分が多くて、ブログの記事にできるような話題も見つからなくて、それでただの「準備中です」の記事を投稿しています。

 漫画を仕上げるのは時間がかかる作業ですから、なるべく早く始められるように下準備を急いでいます。
 6月27日は難しくても、せめて7月4日には原稿執筆を開始したいと思っています。コミティアまで7週間かけての執筆なら、作業時間の何割かを他の作品に回せるかもしれない。ポスターや絵はがきを同時進行で作りたい、前回のコミティアでは漫画を完成させただけでブースの飾りなど無かったからひどい不評だった。ブログやPixivへの投稿も単なる経過報告ではなく、それ自体で楽しめる読み物に仕立てる時間を取れるようにしたい。
 それから、休みも規則的にとるようにしましょう。自由時間をすべて作品制作に費やすのは現実的ではありませんから。つまらない手続きでも不愉快な片付け物でも、放置できないものがあるのは事実ですから。

 気を取り直して、作品の準備を進めることにします。今度も執筆が間に合うようにがんばりましょう。



前の10件 | - メイキング - ワークスタイル ブログトップ