空が暗いと気分も沈むもので…
9月4日は雨の予報。
…会場行くの、やめようか…
そんなこと言ってはいけない。
こんなこと言えば、誰だって返してくる言葉は決まってる。
「やめれば?」
「誰も行ってくれなんて頼んでないよ」
そうだ、誰かのために行くのではなく、自分のためだ。
自分が作品を作る経験を積み重ねて、評価と報酬にたどり着くためだ。
性格や特技を尊重されて生活できる立場を目指すためだ。
まだそんな立場にたどり着くまで、道のりは長いんだ。
この先まだ大きな試練が待ち構えているに決まってる。
わずかな金額でも、お金を受け取る立場になると、誰だってすさまじい抵抗をする。
生活が成り立つほどの金額を、自分の特技で獲得しようとすれば、周囲は敵だらけになるはず。
そんな試練に比べれば今の自分なんか、スタートラインにも立てないままつまづいているようなものだ。
もしも当日暴風雨で交通機関運休、開催中止とかいうことになったらともかく…今はそんなこと考えるよりも、がんばって作品を作ろう。
当日一冊も売れなくても、持参する前提で作品を作ったことが経験になる。がんばって作品を作ろう。
目標は何とか見える…
新聞や辞書のような細かい字が見えにくいことがあるけれど、昨日や今日はなぜか、そうでもないようでした。
意識的に毎日運動する時間を工面しています。
それで体力がついてきたのか、疲れた気分の時でも、床板や階段で眠り込むことは、最近はありません。
視力がまともになったような気がするけれど、もしかして運動していると、目の中のピントを合わせる筋肉なんかも、疲れにくくなったり正常に動くようになったりするんでしょうか。
そんな風に色んな事が頭に浮かぶけれど、今までこうやって、作品を作るための体調を維持してきたのかと、あらためて思います。
一昨年からの、パンデミックに対する外出自粛の呼びかけ。
去年から親が要介護になって、介護のために毎日の日課を大きく変えざるを得なくなったこと。
そんなことで、一昨年、去年は、自分の体調を維持する運動がおろそかになって、体力を切り崩すようなものだったのか、と思い返しています。
もちろん、それよりも前にだって、作品づくりを阻む様々な出来事がありました。
思い出しているだけなら、別に構わないと思うんです。
ただ、やっぱり愚痴になってはいけませんね。
元気を出せるようになってきたんだ。自分の努力の成果なんだ。
うぬぼれてはいけないけれど、自分には成し遂げられることがあると信じていい。
悪い考え事で頭をいっぱいにしている暇はない。がんばろう。
正解の無い問いは、そこらにいくらでもある
元気が出なくて困るけれど、だからこそ元気がなくなることを考えないように気をつけています。
自分の性格や特技に合う仕事を目指す、と言うと「自分勝手だ」と非難されることはあります。
そこで真に受けてはいけないんです。
悪いことなのかそうではないのか、絶対正しい答えが一つだけあるのではない、という問いは日常生活にだってあるんです。
エッセンシャルワーカーではない仕事を見下す者もいる。逆にエッセンシャルワーカーを見下している者もいる。
私が絵を描いていいのか悪いのか、わからなくなります。
全部聞き入れたら、どっちにも行けないことになります。
でも実際には、非難なんか聞いている場合じゃないんです。
私を笑い飛ばす者も、皮肉を言う者も、怒る者も、私とまともな話し合いをする意思が無い証しなんです。
そう言う奴の言動は参考にするものじゃない。
絵を効率よく描くためにパソコンやペンタブレットを使っている。
親の介護をしながら、それでも予定が変わることをできる限り防ぐために、開封してすぐ食べられる食品を買って、調理を省いている。洗濯物は量がまとまってからではなく、自分の都合に合う時間に洗濯している。
金額も水や電気ももっと節約できると言われれば確かにそうだけれど、自分のストレスを減らすためにこうやっている。
エッセンシャルワーカーを賛美する人も見下す者もいる。
他の仕事や行動も、そんなものなんでしょう。
誰もかれも全てが認める、理解する、受け入れる選択肢なんか無いんでしょう。
ひとつ言えるとすれば、結果を出しているかどうかなのかもしれません。
絵を描くのなら、絵で評価されて報酬を受け取っているのか。
そう実現できているとすれば、私の絵を非難するのは、私の仕事を妨害しているのだから、まともに口をきかなくていいはずなんです。
結果を出そう。うまくいくかどうかまだわからないけれど、目指すべきことを目指そう。
木立の道を一歩ずつ
はかどっていません。作ろうと決めている舞台装置はまだあるのに、そのひとつの樹木が、ようやく出来上がりそうだ…という段階です。
以前から木立や森林は作品に出してきましたが、作業効率を上げるために、今も改善の途上にある3Dデータです。
確かに改善は進んだけれど、本当は先月末までに一通り終えるのが目標でした。
今月から同人誌の執筆を始めて、9月のコミティアに間に合うように…と思っていたけれど、執筆開始はもう少し先になります。
ついこの間まで、晩の家事を片付ける前に猛烈な眠気に負けて、何時間も眠り込んで予定を狂わせていたから、作品に必要な準備以前の問題でつまづいていました。
ようやく体力がついてきたのか、家事の途中で寝落ちすることは無くなりましたが、まだ朝寝坊して作品の時間が取れない日ができたりして、なかなかはかどりません。体力はマシになってきたけれど、まだ充分に戻っていないのかもしれません。
でも辛抱して進むしかないと思います。自分でそう決めて選んだからです。他人に何とかしてもらうわけにもいかないのは当然です。
仕事として通用する作品を作れるまで努力あるのみです。
合格点に10点足りなかった、懸命に努力して長い月日をかけて、ようやく少し上達した、今は合格点に9点足りない段階だ…
はたから見れば落ちこぼれにしか見えないとしても、こんな時期を辛抱して乗り越えてゆくことにします。
いつか評価と報酬を手にしよう。