SSブログ

遍歴のカーロ

20190426_1_150_96_09_20190426.jpg

 遍歴の科学者エルンスト・カーロ(Ernst Caro, an initiate scientist travelling around)
 つまり、修行の旅をする見習い科学者。苗字で、カーロと呼ばれることが多い。

 見習いなので、科学の研究という面には強くこだわらず、仕事の依頼を受けている。
 医療専門ではなく、楽器の手入れのような人命にかかわらない仕事の方が好き。

 遍歴というのは、カーロの故郷の学園の、卒業年次選択課程のひとつ。
 遍歴課程を選ぶ学生は少なく、多くの学生は学園キャンパスにとどまって論文を書いたり、インターンとして決まった職場に勤める課程を選ぶ。
 遍歴期間を終えたら学園に戻って、最終試験を受けることになっている。受かったら晴れて卒業で、博士課程に進学するか、研究機関に就職するか、といった進路を選べる。
 ―つまり、カーロは今、最終学年です。2018年の漫画『届かない第2楽章』で、カーロが学校に通っていた頃の場面が出てきますが、あれは数ヶ月ほど前の出来事です。
 画面にいろんな道具が写っていますが、遍歴は必要最低限の持ち物だけで旅をすることになっているので、大半は仕事の場で借りたものです。

 設定は色々考えていますが、ただ列挙しても退屈です。
 それでも記事らしく体裁はとったつもりです。
 評価されるほどの作品ではなく、仕事を請け負う意欲はあるんだと主張する程度の役にしかたたない絵ですが、それでも、出展までにもう何枚か描くことにします。作品づくり頑張ります。




nice!(0)  コメント(0)