『教室のむこうの秘密』制作を終えて
新作漫画『教室のむこうの秘密』を何とか完成させて、2月17日のコミティア127に間に合わせました。
工夫の乏しい題名ですが、表紙や奥付を印刷する間際に慌てて決めたものです。
手間取ったことが色々あって、計画が遅れていました。
対策として、制作ペースを上げて、内容はやや浅いものにしました。
けれど、内容を浅くしたと言っても、何も考えなかったわけではありません。
表現したいものが何なのかは、真剣に考えました。
時間の都合でページ数を切り詰めることにした時、誌面に残すものはどれなのか、真剣に選り分けました。
その結果として、登場人物の人数を、当初の計画よりも大幅に減らしました。
初めは、ドードー・ジェットや苗売りノルン・シュマートンの出番も作るつもりでした。
本編で使っている熊手の中ほどに、補助的な持ち手がついています。
ドードー・ジェットが持つ場面を表現するために、付け加えてみたものです。
こんな小道具ですが、せめて少しはにぎやかな漫画にしようと目指していた名残りです。
この記事を書くために、本来の持ち主たちに持たせてみましたけれど…あまり便利ではないかもしれませんね。
持ち手の位置や形を変えるのか、シンプルな棒状がいいのか。また改めて考えます。
色々と悩むことがあります。作品準備がはかどらなくて、焦る時が頻繁にあります。
でも、こうしたことも、自分にとってのハードルを甘くしていないからなのだと思っています。
いつか、しっかり売り込んで、しかるべき仕事を請け負う段階まで、休まる時なんて無いのかもしれません。
でも、胸を張れる収入にたどり着く道なんて、そんなものでしょう。
『教室のむこうの秘密』ネット版を公開したら、ほんの少しだけひと休みして、また色んな改善や準備作業からがんばることにします。