はがき作品の反省会
8月4日の真夏のデザインフェスタ2018、そして8月19日のコミティア125の両日には、はがきサイズの作品を持参していました。
はがき一枚の一方の面にイラストを一点、反対側に漫画一点を印刷したものです。
けれども仕上げた後で、この作り方ではない方がいいと感じました。
ブースに並べる時、ひと目で伝わりません。
両面印刷ではなくて、描きたいことを一つの面にまとめないと、分かりづらいと気づきました。
それに、漫画は印刷前に想像していた以上に、絵も文字も小さい印象になってしまいました。
はがきサイズでは複数のコマに分けてはいけないかもしれませんね。ふきだしを使うとしても、1コマ漫画にする方がよかったのかもしれません。
この種のことは本来、頒布品を作る段階で気づくのではなく、試作をして検討する事柄です。
時間のやりくりがうまくなかったので、検討の時間を省いて本番に踏み切ってしまいました。
時間配分というのも、今後の課題だと思っています。
けれど、こうした点を省みることも、いつか仕事として請け負う時のためには、避けて通れないことだと分かっているつもりです。
仕様や時間配分を考えずに、絵を描くことだけに熱中するという絵描きでは、仕事を頼みづらい者になってしまう気がします。
描いた絵を、どういう場面で何のために使うのかを考え、必要なことが何なのかを試したり調べたりするのは重要なんです。
去年から、絵や漫画とは関係のない分野でトラブルが続いているので、解決するために私ができることは何なのか、真剣に考えて実行しています。
この分野の専門家なのに、私たち一般庶民との対話を嫌う人というのを、少なからず見てきました。
知識や情報を知っているはずなのに答えない。私たちの日常の生活や仕事のスケジュールを無視して、予定を決める話し合いにも応じない。
おそらく、どんな分野にも、ごく一部にそういう人がいるものなのでしょう。
少なくとも自分は、そんなものを目指す気はない。それを忘れないことにします。
自分が関わって困らされた相手と同じことは、やはり自分も仕事探しでやってはならないはずです。
見る人に伝わる作品にするためには、作品が評価されて、対価を受け取れるようになるためには、何が役立つのか。忘れず心がけるつもりです。