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キャプテン・キュンメルの不思議な剣 [ストーリー - キャラクター]

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 蝶の司キャプテン・キュンメルは、不思議な剣を持っている。
 謎に立ち向かうとき、蝶たちが手がかりを探し、剣が敵を退治する。


 その剣は長い間、ある廃墟の片隅にある、大きな石に刺さっていた。
 しかし剣は、このような廃墟にとどまることが望みではなかった。


 剣は、ある杯を探していた。
 この世のどこかに、剣とつがいとなる運命の杯が待っていると、剣は知っていた。
 その杯が、どこにあるのか、剣は知らない。

 分かっていたのは、杯は、その守り手である、神秘の乙女とともにある、ということだけだった。

 杯とめぐり会ったら何が起きるのか、剣は知らない。

 しかし剣は、杯を探し出さなければならない。
 そのことだけは知っていた。



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 ある時、蝶と言葉を交わす少女が、この廃墟を訪れ、この剣を見つけた。
 より正確に言えば、少女についてきたいもむしが、この剣を見つけた。

 少女は、剣の伝えんとする言葉を聞いた。
 そして少女と剣は、互いの助けとなることを誓った。

 少女と蝶たちが悪人を見つけたときには、剣が悪人を懲らしめた。
 一方で剣のために、少女と蝶たちは、杯にまつわる手がかりを探すのだった。


 その杯がどこにあるのかは、まだ分からない。
 杯を守る乙女がどこにいるのかも、まだ分からない。

 しかし、ただ一度、少女の見た夢の中に、杯と神秘の乙女が現れていた。

 思ってたのとは、ちょっと違う感じだったけど。

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