ポリゴンよ密集するなかれ [メイキング - Blender]
ミルコーロのレンダリングが妙に遅いのが悩みの種でした。
他の人間キャラクターならば数秒で、長くても20秒かからずに出来上がる画像なのに、ミルコーロが画面にいると40秒以上、ひどい時は1分を超えて待たされることがありました。
Blender上で画像を作成してからGIMPで仕上げる作業があるのに、ミルコーロが登場する場面を作るとストレスが増していました。
パーツのどれかの頂点数が多すぎて処理に時間がかかっているのか、とは疑っていました。
だいぶ前のことですが、人間の女の子を造形すると髪の毛の形が複雑になりがちだと考えて、見た目が変わらないように気をつけながら、髪型パーツの頂点をできるだけ少なく編集したこともあります。気疲れする作業でしたが、それでもレンダリング時間の短縮はほとんど達成できずにいました。
その時は髪の3Dデータの編集で時間を使ってしまったので、他のパーツを調べてみることは考えませんでした。
解決策を考えつかないまま、ミルコーロだけ別にレンダリングして、仕上げ段階で背景や他の人物と組み合わせる、などの方法でしのいでいました。
けれどこの間、ミルコーロたちの絵を描いて投稿した時、思い立って何度かミルコーロの姿をレンダリングしました。
手でした。頭部は造形が一見複雑だけれど、他のキャラクターと比べ突出して時間はかからない…でも、ミルコーロの手を画面に出していると、異様に時間がかかっていました。
ようやく原因が分かりました。
右手首の中に、手首と同じ形の不要な円筒形がありました。
今まで気づかなかったのは、手首と全く同じ形で重なっていたからだったんです。
ミルコーロの手のパーツを作っていた頃に作業ミスをしていたようです。
これを削除したら、ミルコーロのレンダリング時間は一気に改善しました。他の人間キャラクターとほぼ同じ所要時間になりました。
頂点数が多いとレンダリングは重くなりますけれど、そのうえ頂点同士が近くに密集していると、さらに遅くなるようです。
何にしても、これで作業の効率低下の原因のひとつは解決したんです。
がんばりましょう。作品で収入にありつくまでは全面解決なんて来やしないんだし。
2022-09-20 23:31
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