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幸せの魔女 カイ・ロルチェンスカ [パーソナル ノート]

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 マジカルな力を持つ子ブタさん。蹄鉄特急のハンドルをとり、縦横無尽に駆け回る。

 2019年にカイを考え出した時、セリフを京言葉で表すことにしました。
 個性を持たせるためにいろいろ考えて、試してみようと思いました。

 ただ、作品で取り上げている他の題材と違って、京言葉についての資料は私の手元にはありません。
 そのせいで、他のキャラクターや小道具などと違う不安やストレスがあります。

 よく知らないことは本で読んで調べます。
 服飾や料理、動植物のこと、作品を作って公開する活動をしながら、いろんな本を読んでアイデアを見つけてきました。

 けれどこの頃、書店も図書館も感じが悪くなりました。
 職員や警備員が、わざわざ気に障る態度をとる。
 本を見に行く気分になりません。

 今は資料はみんなネットで調べる時代なんでしょうか。
 リアルの空間で本を見に行くのはネットを使わない幼児か高齢者なのでしょうか。
 来館者や買い物客の数だけ職員がいるわけでもないだろうに、どんな理由で相手を選んでいるんでしょう。

 どこかのニュース記事でショッピングセンターが、お客さんが来たくなる場所になろう、買い物が必要ではない時でも来たくなる場所になろうと努力している話がありました。
 「色んな人が楽しく過ごす」その場所に、多分私はいないのでしょう。
 私をどういう種類の者と見なしているのかは知らないけれど。
 用があっても行く気にならない。探したい本がマジであるヤツはネットでオーダーしてデリバリーさせなというんでしょう。

 まったく本屋に行かないのではありません。
 去年は一、二回行きました。おととしもそのくらいです。
 もっと昔は毎週数回は立ち寄っていましたけれど。
 目的の本を前もって絞り込んで、それ以外の本は見ない、手に取らない。
 なにしろ、もう昔の、楽しく有意義なひと時を過ごせる場ではないんです。

 よほどのことが無い限り、そんな所に行かなくていい。
 今回の課題くらいは、私の手元にある本から、手掛かりを探すことにします。

 本はいろいろ持っています。
 本棚に収まりきらなくて、漫画の単行本などをまとめて処分したことも何度かあったけれど、作品のヒントになりそうな本はいろいろとってあります。

 今回のことの場合、大事なのはカイ・ロルチェンスカの雰囲気を損ねてしまわないことであって、京言葉を正確忠実に使うことではないんです。
 少し古い文体で書かれた文学作品、『はだしのゲン』のように主役たちが方言で話している漫画。
 キャラクターの個性を考えてゆく手掛かりは、きっと私の手元にあります。

 昔楽しかった場所へ今さら行かなくていいんです。
 早くいい作品を作れるように努力して、評価と報酬を目指しましょう。
 そのうち何もかもネットでしか手に入らなくなる時代が来るんでしょう。お金が必要で、家の外には楽しく過ごせる場所が無い時代はいずれ来る。がんばって、もっとしっかり稼げる身分にならなければ。

 不幸が追い付いてこないように、私も超特急で急がなければ。



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