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ふわふわミルコーロは今日も飛ぶ

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 ふわふわ操縦士ミルコーロ・ゼンプテ(Milcollo Sempfte, the fluffy little pilot)
 奇妙な肩書ですが、…よそのキャラクター名や作品タイトルなどと重なってしまうよりは良いと考えています…。
 2013年に公開したキャラクターです。

 最近の漫画でもたびたび出番を設けています。出番を作りやすいように創作した子だからです。

 数年前、ブログに文章主体のストーリーを投稿することを、何度か繰り返した頃、シナリオに変化をつけるためには、作品に何を追加すればいいだろうかと検討しました。
 一つ目の案が、ファスト・クラウド(Fastcrowd)と名付けたファイルです。即席わき役をBlenderで作成した時に、保存するためのファイルでした。
 もう一つの案が、どの主役キャラクターに対しても、妹分として振る舞える存在でした。そのコンセプトで性格付けをしたのがミルコーロです。空飛ぶ舟・ルフトカーンを操縦するという設定も、空の語り部リンナミーシャと行動を共にするためでした。

 ファスト・クラウドは思ったほど活用しなくて、今は動物がモデルのゆるキャラなど、人間のキャラクターとは構造が異なるタイプを保存しています。
 ミルコーロは先月制作した漫画『教室のむこうの秘密』でも主役として、リンナミーシャとともに登場していました。
 漫画を制作するためにBlender上で動かしていて、気が付いた箇所に改善を施しました。
 見た目で分かる箇所だけ一例を挙げてみると、たとえば空飛ぶ舟・ルフトカーンの操縦用の手綱の、取り付け方を少し変えてみました。ミルコーロのひざやスカートに当たってしまうことが少なくなるのではないかと思います。
 ミルコーロはエンジニアでもあるので、愛用の乗り物へのチューニングは普段からこなしているんです。手綱の仕様も、その一環で手を加えたんだ…ということにしましょう。

 ミルコーロの衣装にはセーラー服とブルゾンを用意してありますが、『教室のむこうの秘密』ではセーラー服だけ使いました。執筆準備で手間取ったので、ページ数を少なく抑えた結果、シナリオに衣装替えが自然に入る場所が無くなりました。
 3Dデータをせっかく作成したのに、要領が悪くて使う機会を逃してしまった…というのも面白くない話です。


 次回、5月のイベント出展では、もっと多彩な場面を描きたいから、今から準備をがんばります。早く作品の準備を進めなければ。


 5月12日開催のコミティア128に、参加申し込みをしました。
 今度こそ出張マンガ編集部に、自信作といえる質と量の作品を持って行きたい。

 5月18日には、デザインフェスタvol.49への出展です。
 せっかく抽選を通過できたんだから、こんな機会を棒に振るわけにはいかない。

 そして、自分のハードルを低くしてはいけない。

 イベント当日に、ちゃんと作品を宣伝する話し方ができるように努力します。
 ここ最近は、出展ギリギリに作品を仕上げて、当日は疲れ切って口をきく気分にもならない、ということが続いているからです。

 少し前は、開催当日に愛想よくできた時もありましたけれど、その頃は、絵はがき数枚とか、本文数ページ程度の同人誌とか、作品の規模を小さくしたことが多かったように記憶しています。
 別に当時、手抜きをしていたわけではなくて、その頃の作品づくりの効率で精一杯のことはしていたんですけれど…。
 作品と、当日の売込みの両立。まだ達成できていない関門です。

 出展で隣り合ったブースの人たちが、面白そうな作品を持ってきていて、なおかつ疲れも見せずに楽しそうに振る舞うのを見て、うらやましくなったことが何度もあります。
 作品が売れているのもうらやましいけれど、出展の仲間同士や、ブースに来たお客さんやフォロワーと、楽しそうに話している姿がまぶしかった。

 確かにイベントには、私が挨拶しても返事もしない出展者はいます。すぐ近くのブースだから名刺を渡したのに、まるで汚いものでもつまむようにこわごわ受け取って、一言も口をきかない人だっていました。
 そんなのと同じ穴のムジナになってはいけない。



 それに、作品制作の時間を確保しながら、その他の不愉快な物事に対しても、適切に対処しなければなりません。
 自分の得意分野と無関係だけど避けて通れない、そういうトラブルは必ず現れるものなんです。
 自分が受ける被害を無視して何もしないのではいけないし、逆に怒りや悔しさで頭がいっぱいになって、ほかの何事もできないような有様でもいけないんです。

 作品だけに熱中していいはずがなくて、苦しいことは常に何かしらあるのでしょう。
 仕事として通用する作品を発表できるようになっても、お金のからむ相手からは、きっと激しい抵抗があるでしょう。

 作品上、どんな場面にも登場できるように制作したのが、ミルコーロです。
 そして私自身も、どんな立場に立たされても、くじけず進めるようにならなくては。




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