すがりつかず、踏みしめる。 [ポリシー]
早く踏み出さなければ。
それは分かっています。分かっているつもりです。
イベント出展やネット投稿で作品をただ並べていれば、誰かが仕事の話を持ってくるわけじゃない。
ほんの何年か前には、デザイナー職採用とかイラストレーター募集という選考に、もっと甘い心構えでエントリーしては、落とされていました。
CGの使い方をもっと上達させないと通用しないのか、もっと大量の作品を作らなければ相手にされないのか。
売り込むための支えになる物は何だろう。
そんなことを悩んで、試行錯誤を重ねて、今があります。
でも、イベント出展なんて抽選に落ちれば、次の機会は何か月も先に遠のいていく。
ネット上での作品公開も、しっかりした地盤を造るというには程遠いものです。
作品を画面に映していると、まるで自分が主役になったかのような気がするけれど、他人の目からは、検索するのも面倒な、ちっぽけなものでしかない。
ネット上の私の作品など、人混みに埋もれる小さな露店ひとつ程度のものです。要するにイベント会場と変わらない。
ちゃんと売り込んで、作品による収入を確保するまでは、油断できない。
少しばかり作業を片付けただけで、まるで何かを成し遂げたかのように、ほっとするなんて間違っている。
「投稿が完了しました」と画面に出てくると安心するなんて、私も甘いものです。
こんな投稿が本当の実績なのではない。
それなら、今までやって来たことは何の積み重ねなんだろう…そう考える時があります。
経験だろうか…つまり、技術や知恵の蓄積だろうか。と、思ったことがあります。
自分の特技や性格に合う道は何なのかと、懸命に探ってきた経験だけが、誰の思惑にも振り回されない。何者にも崩されない。
学んで身につけたことは、抽選なんかで落とされても、無かったことにはなりませんから。
自分が積み重ねて、今踏みしめていることが何なのか気が付いたのだから、すがりついてはならないものも、見分けがつくはずです。
踏み出さなければ。と言っても、地味な準備作業の日々ですけれど。
2018-10-17 21:28
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