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重くて笑えない夏

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 鳴き声はあげていなかったけれど、セミが一匹、網戸の外にとまっていました。もうそんな季節なんですね。
 網戸のこちら側からセミのお腹や脚が見えていました。
 羽もよく見えていました。畳んで重ねているけれど、ちゃんと4枚あるんですね。
 一番後ろの脚を折り曲げて、お腹につけていました。
 危険が迫った時、この後足をバネにして即座に飛び立てるようにしているのかもしれませんね。
 たぶん、少し休憩に立ち止ったのでしょう。網戸に居座るつもりではなさそうです。
 セミが成虫になってから何を食べるのか私は知りませんけれど、網戸では樹液や蜜は見つかりませんからね。
 ずっとセミを眺めているほどヒマではないので、目を離して仕事を片付けていると、いつの間にかセミは姿を消していました。

 不愉快なトラブルが去年から未解決のままだけれど、今度こそ終わらせることができないか、役所や業者と話し合っています。
 けれど、この間の話し合いの日、うっかりしていて、8月のイベント出展の予定を失念していました。
 当然、相手には何の関係もないことですが、私は真夏のデザインフェスタには一日目の土曜日出展で申し込んでいます。
 たとえ今度こそ相手がまともに話に応じるとしても、重要な手続きを土曜日に入れられたらどうしよう。
 何とか改めて話さないと。
 私はアーティストなんです、などと言っても通じるわけがないから、何とか先方が納得するように話して、出展の日をつぶされないようにしないと。
 それでも、作品を準備する時間の確保は、やっぱりまた難しくなるのでしょうね。
 まったく、気を抜くことが許されないこの頃です。

 気分が重くなります。
 セミを間近で見る機会があったし、いろんな蝶が飛ぶのも見かける季節です。
 それでも、少しばかり楽しいことがあっても、避けて通れない問題を解決しなければ、やっぱり気分は晴れませんね。
 落ち込む時には落ち込みます。泣きたい時、怒りたい時、いろいろあります。
 現実の対策を見つけて、実行するしかありません。
 笑顔を心掛ければ気持ちが軽くなる、と言われても、笑う気分になれないのが現実です。
 私が笑ってもどうせ、トラブルで関わる相手から「ヘラヘラしてんじゃねーよ」とでも言われるだけでしょうね。

 作品づくりをがんばっています。実生活のいろんな不愉快なものにも、がんばって対策を考えています。
 楽しいことが全く無いのではないけれど、まあ、苦労や不愉快の方が多いのが人生です。
 やっぱり気持ちが重くなります。やれやれ。
 笑う門には福来たる、と言われますけれど、まず現実の努力を尽くさなければ、いくら笑ってもムダのようです。




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