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顔の個性の整備作業 [メイキング - ワークスタイル]

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 いもむしラゼンパと、ちいさなロミンミュ。さっぱり売れない私の作品の中では珍しい、比較的評判の良い子たちです。

 おかげさまでご好評いただいているので、漫画でも出番を増やしやすいようにデザインを少し改良しました。
 緑色のラゼンパ君と、ピンク色のお嬢さんのロミンミュ。当初考え出した頃には、このふたりには外見の差はほとんど無くて、色が違う程度でした。
 けれども、それでは白黒の漫画にそろって登場する場合には具合が悪すぎますから、ふたりの区別がつくように顔の線を少し調整してみました。もちろん、顔の印象が変わってはならないので、気を付けて作業したつもりです。

 顔の調整は神経を使います。別人のような変貌になってしまわないように用心しながら、ほかのキャラクターとの容貌の違いや、カメラうつり対策などをするので、時間がかかります。
 顔はあまり手を加えるべきではありませんが、その他の3Dデータの部分的な改良は、何かしら常にやっています。
 作った当初のままのデータで使い続けているキャラクターはほとんどいません。全く改良していないというのは、形の単純な小道具や、そもそも重要度が低い物の場合でしょうか。

 CGソフトを使うことで、アナログ画材しかなかった頃よりは作業の負担を減らしていますが、決して機械まかせで楽をしているという意味ではありません。
 まあ、どう言って売り込んでも、悪い方に取られるのが常ですけれどね。
 がんばっています、怠け半分の仕事じゃありませんと言えば、未熟者で仕事の進め方が下手だと決めつけられるし、少ない負担で仕上げていますと言えば、努力しない怠け者にやらせる仕事は無いと言われる。
 どう答えてもけなされる類の話題です。

 …愚痴を書いてもどうにもなりません。改善も試行錯誤も、いつの日か安定的な、しかるべき規模の収入を手にするための道のりなんです。
 いもむしの歩みのように私の作品制作も少しずつしか進まないものですが、くじけてしまってはラゼンパ達にあわせる顔が無い。地道に行くとします。




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