ゆったりと使える衣装 [メイキング - Blender]
赤毛の貿易商シャウラ・ディーミの衣装として、ドルマン・スリーブのセーターをデザインしてみました。
ポリゴンのデータを造形したうえで、ゆったりした袖が自然に動いて見えるように、関節のデータであるアーマチャーにも加工しました。
つまり、今回は物理シミュレーターの機能は使っていません。Blenderで布を動かす方法としては古典的なタイプです。
けれども、動くパーツを増やしたけれども、ポーズ作りのための操作手順は従来通りです。シャウラの腕の動きに合わせてドルマンスリーブもちゃんと動いて、別途操作する必要はありません。そういう仕組みになるように工夫しました。
今月末のコミティアに持参するべく制作中の本には、赤毛のシャウラは登場しない予定ですけれど、一緒に持参するポストカードには、シャウラのイラストも用意するつもりです。
こうした小道具作りは直近のイベント出展だけではなく、そのあとの作品にも活かすためです。
執筆したい本の内容を決めて、どんな物や背景の3Dデータが要るのかが分かった後で一から作るよりも、使いまわしのきく衣装やテンプレートになる小道具を用意しておくと、作業が早くなります。
シャウラのジャケット姿は何度も作品で使っていますけれど、このセーターを場合によって使い分ければ、仕事とプライベート両方の場面は大体描けるかな、と思っています。
先月の後半に風邪をひいてしまって、だいぶ時間を無駄にしてしまいました。気分が悪かったせいでミスが多かったうえに、作業時間をただの仮眠に費やしてしまった時もありました。
そんなことのしわ寄せがあって、今の日程が難しくなっています。1月31日に本やポストカードの完成を間に合わせられるのか、不安になりながら作業しています。
張り切って作業をして、また具合悪くなりたくもないし、無理をしないでがんばるというのも、なんだか難しい作業です…。
2016-01-06 07:36
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