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帆装樹礁登場までの道のり [メイキング - Blender]

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 帆装樹礁は、空を回遊する浮遊植物の集まり。樹礁牧督ファーゼロンが育てるために、帆を取り付けて誘導できるようにした。


 ―そういうアイデアですが、去年、ファーゼロンを公表する以前から考えていたものです。

 単なる小道具のひとつじゃねーか、などと言われようが、こっちにとっては技術と世界観の蓄積から導き出し、登場させたものです。

 作品に最初から登場している、空飛ぶリンナミーシャの故郷は、空でありながら生活できる環境をやりくりできる場…と考えて、何らかの原理で空に浮かんで生息する動植物が存在する、と言う風に考えていったものです。

 樹木と帆を組み合わせたデザインで、直感的に船のように見える姿にすることを目指しました。というより、今もそれを目指して3Dデータの推敲をしているところです。



 作品公開を始めたばかりの頃は、3DCGで作れるものは家具や建物程度と言う頃もありました。やむを得ず草木を作成した時は、画面をごまかすために回りくどい方法をあれこれと使いました。
 草花のすべてのパーツを、ポリゴンを手作業で作成・配置する作業をいちいちやっていました。
 草花が主役の絵画を制作するのなら必要なことですが、漫画の背景を用意する場合は、そんな風にしてはいられません。



 木の葉のマテリアルは2014年に作ったものです。当時投稿した絵の中にも使っています。
 けれど、使い方が出来上がってきたのは2016年頃、トラムカンパニーの二人を作成・公表した頃です。
 トラムと線路や駅のように、多くのパーツからなる物をBlender上で取り扱う方法を確立していった頃です。人間キャラクターなどを3Dで作成して動かすことを重ねたことをヒントに、道具の構造や使い方を考え出していったものです。



 思い描いたけれども作り方が分からなかったものを、少しずつとしても形にしています。

 別に自慢しているわけじゃありません。今やっていることが完璧だなどとも言う気はありません。

 それでも、いつか仕事として作品を作る立場にたどり着くためにPDCAサイクルを繰り返しています。

 創作活動をしてゆく意思があるということは主張しなければ。



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