眠るだけ無駄

　理由は知りませんが、晩の家事の途中で眠り込んだ時間というのは、どんなに長くても睡眠をとったことにはならないようです。

　ようやく自分の部屋に戻ったら、起床時刻の1時間前だったことがありました。
　少しきついから、少しだけ布団で休もう。さっきあれだけ寝落ちしていたんだから、アラームを仕掛ければ起きることができるだろう。
　…そう思っていましたが、目が覚めたのは予定から数時間遅れ。アラーム鳴っても気が付かなかったようです。

　先日には起床も就寝も予定通りだった日が4日もの間続いていました。
　これで立て直してうまくいくかな、と思いましたが、まだまだ晩は眠気が襲ってくる魔の時です。

　疲れて気が緩んでいると、台所を片付ける前に数分だけ横になって休憩しよう…なんて、思ってしまいます。
　それで目が覚めると数時間も過ぎている。そんなことの繰り返しです。

　作品づくりがうまくいくのか不安になります。
　自分の予定が狂っても、親の介護があるから家事は毎日予定通りに済ませなければならない。
　しわ寄せでつぶれるのは作品を作る時間です。

　しっかりしないと。

　疲れて横になりたいと思っても、そんなことしている場合じゃないんだ、と自分に言い聞かせて、起きていることができるはずなんだ。

　体力はついてきている。おととし、とにかく外出自粛しろと言われて体力が落ちていた頃とは違う。腰をおろした途端に、何が何だか分からないまま猛烈な眠気が襲ってきて何も考えられなくなった時とは違う。

　今の自分の気のゆるみは、きっと自分の意志で防ぐことができる。

　時間は多くない。急がないと。