寝落ちしなかった。けれど、それだけ。

　先日久しぶりに、途中で眠り込むことなしに晩の家事を済ませて、寝床の支度をして布団で睡眠をとって、翌朝も予定通りの時刻に起きることができました。

　ここしばらくの間、何とかして実現したかったことのスタート地点に、ようやく来たような気がします。



　でも、うれしかった出来事はそれだけ、という日でした。

　家事で毎日使っている使い捨て手袋でも、近所で手に入る中で一番、自分の手の指にフィットして、中に水や洗剤が入りにくい、使いやすい製品が手に入らなくなりました。
　朝から妙に蒸し暑くなりました。少し前には春先のような気温の日もあったのに、いきなり真夏が来たかのような。
　家の中で大きなゴキブリも見かけました。



　いいことを一つ達成する代わりに、その数倍の数だけ、気分が悪くなることが起きるものなのか…

　きっとそうなんですよ。それが私たち、普通の人の人生なんですよ。
　自分の本分とか、自分にとって大切なことを努力するために支払っている何かなんです。きっと。

　何かの理由でそれができない人のために、ストレスが無い生活だとか、嫌なことはしなくていい立場があるんです。
　介護を受ける必要があって、自分のやりたいことができない場合だとか。

　自分が健康で、行動を起こすことができるから、困難や不快なものが目に見える形で現れるんです。

　不快な物事を、取るに足らない障害物だと思って、自分の目指す道を進むんです。


　目標が、心の支えになるんだ。そう思うことにします。