樹礁牧督 ファーゼロン
樹礁牧督 ファーゼロン (Firzelon the Grove grasper)
空を浮遊する植物群、空中樹礁を空に放牧する遊牧民。
空中樹礁を船のように御し、海原のように大空を駆ける。
フィドルを愛用し、軽快な音楽を好む、陽気な性格。
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少し前の記事で公開しているように、昔、自作したオリジナルのフィギュアを、ストーリー作品用のキャラクターにしたものです。(画面奥)
フィギュアは十数年前に制作したもので、2016年に公表したキャラクター、車輪使いファレンカム=サークのモデルでもあります。(画面右)
けれどあらためてフィギュア自体を見直すと、ファレンカム=サークの頭の形くらいしか、フィギュアの外見案が残っていないと気づきました。
フィギュア制作時に考えたアイデアを、もっと外見に活かすといいんじゃないのか…そんな風に考えて、一つのフィギュアから二人目のキャラクターを考え出すことにしたのでした。
翼がある、空を飛ぶキャラクター。
これまでの作品に、空に浮かびながら生息する植物を登場させてきたから、そうした空飛ぶ草木を育てている遊牧民、ということにしました。
フィギュア自体は現在、私の部屋の一角に飾ってあります。
今までずっと収納場所の奥にしまってあったけれど、せっかく作ったのにもったいないと思ったからです。
普段目に付く場所にフィギュアを置いたので、目にしたら気分の良くなることを連想できるキャラクターにしようと思いました。
それで、悪役にしないし、怒りっぽいなどの性格の悪さが目立つタイプにするのもダメだ、と決めたのでした。
ファーゼロンの名前の由来であるfirmamentという単語は、ずっと前に辞書で見つけた時から、どこかで使ってみたいと思っていました。
自分のメールアドレスを考える時、イベントの出展名を書く時、ブログなどのアカウントを作る時など、何度も候補にしていました。
でもとうとう、今まで使わないままここまで来てしまったので、今回のキャラクターの名前の素材にしようと決めました。
手もとにアイルランド音楽についての資料があるので、今後読みながら性格面の奥行きを作ってゆけるのではないかと思って、フィドルを持っていることにしました。
アイルランドについて特別詳しく知っているのではないけれど、名前を決める時もケルト系らしくなるかもしれないと思って、ガウェインとかダルタニャンといった音を意識して考えました。
かくして、樹礁牧督ファーゼロン、出来上がりというわけです。
樹礁牧督とは何だか仰々しい響きだと思いますけれど、grove grasperの和訳として考えた言葉です。つまり、草木の集まりを把握して管理する者ということです。
ファーゼロンの名前が決まるまでの仮の呼び名として、パソコン上のファイル名などをgrove_grasperと名付けて区別していました。
これまで考えてきたキャラクターの多くと同じように、職掌を簡潔に表す呼び名を名前と併記するため、この仮の呼び名を使うことにしました。
すでにgrove grasperという呼び名を使っている商品や社名などが無いかと思って、一応検索しました。
けれど出てきたのは、野球のグラブばかりでした。
どうやら私が、gloveのつづりを間違えていると勝手に決めつけられたみたいです。
…でも、こういう検索結果だったということは、商標やブランド名とかにはされていないのでしょう。
かくして、この肩書も使っちゃえという決断に至ったのでした。
2022-01-05 01:51
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