氷雪王ホーベロッソ・エックス
ずんぐりした冷蔵庫がやってきました。2016年の冬に頒布した漫画『不思議の国の氷雪王』で初登場した、偉ぶったトラブルメーカーです。
胴まわりが太くなりました。作中では情けない場面ばかりですけれど、読者から見えない所では、どうやら上手く儲けているようです。
氷雪王という称号だけではなく、固有の名前を名乗ることにしました。
氷雪王ホーベロッソ・エックス (Hobelosso X the Glacial Overlord)と名付けます。
HexagonとBlossomの二語から取った字を組み合わせました。
雪のことを「六花」とも呼ぶ、ということを先日、新聞記事で見たので、今回の名づけにも、六角形と花という言葉を採り入れました。
こいつ自身は冷蔵庫のキャラクターですけれど、雪の結晶を作品に出す機会を増やすためのキャラクターなので、初心を忘れない名前になったと思います。
六花は新聞では「ろっか」と書かれていたけれど、「りっか」とも読むようです。広辞苑では「りっか」で載っているし、パソコンの漢字変換でも「りっか」と打つと出てきました。
名づけと同時に、外見にも少し変化をつけました。
太ったのは、実在の冷蔵庫との違いを出すためです。
雪の結晶を出す時、画面が単調にならないように、本人の色にはレッドやゴールドを使ってみました。
名前にXが入るので、冠にもXの文字の意匠を加えました。
こんな冷蔵庫キャラに何の意味があるのか、と思われるかもしれません。
大したやつじゃないことが、重要なんです。
実在の人物と全く似ていない外見ですから、これなら特定の人物や人種、階層などを差別するためではないと、伝えやすくなります。
誤解が起こらないようにという、私なりの工夫と努力です。
もっとも、大手企業の行動や線引きの基準は、時として理解に苦しむものです。
ひょっとすると冷蔵庫の王様も、センシティブだから見てはならないもの、などと決めつけられる時が来るのでしょうか。
明日どうなるのか分からない世の中だから、気を抜かずに鍛錬を積んで、仕事として作品を作る日へ、一日でも早くたどり着けるように努力しましょう。
こんな奴ですが、せっかく考え出したものですから、漫画で出番を作りやすいように、少しだけ改善を施してみました。
機会あるごとに、作品に登場させてみようと思います。
2018-12-18 23:27
nice!(1)
コメント(0)
コメント 0