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テンプレートで自作封筒

 デザインフェスタなどにイベント出展される方の中に、しおりを自作・販売されている方もよく見かけます。
 はがきよりも小さいから、一枚100円のポストカードに対して、少し安い値段をつけている方を目にした覚えがあります。
 確かに、しおり一枚30円、40円というのはお手ごろ感があります。
 けれども、10円や50円の硬貨をたくさん用意するのは、ちょっと大変じゃないかという気がしました。

 やっぱり、私がイベントで売る物を作るとすれば、値段は100円から1000円の範囲、釣銭用には100円玉を用意しておけば対応できる。というようにしたいと思いました。

 これからは電子マネーになるから関係ない? …いえいえ、数字や条件の設定がまぎらわしい商談はトラブルのもと、という点は、どんな媒体になっても変わりませんよ。



 絵はがきより小さいしおりを、細かい小銭を使わずに頒布する方法は…と考えたことがあります。
 チラシのように無料で配布する。一冊500円の同人誌のおまけに添える。しおり3枚セットで100円にする…
 いろんな案が浮かびますが、この間、うちの本棚で資料を探していると、何年か前に買った文房具を見つけました。

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 手作り封筒テンプレート(株式会社 呉竹  本体価格 購入当時800円)。

 約30cm四方の正方形に近い定規に、洋式封筒の展開図の形のくりぬきが入っている物です。いわば、テンプレート定規の一種でしょうか。(こんな寸法の代物ですから、本と一緒に収納していたわけです)

 すぐ使うわけでもなかったのに、どうして買っていたのやら。昔の私は無駄遣いしていたものだなあ…それはさておいて。
 手作り封筒に入れた、手作りしおり。ひとつ100円で売るとすれば、これもいいかもしれない。過剰包装と言われるかな。まあ、一度くらい試してみてもいい。そんな気がしました。


 さっそく、試しに作ってみました。
 うちにある、いらない紙を使います。

exer_Envelopes_2_220_57_20181010.jpg

 何年か前のデザインフェスタ出展者案内のパンフレットと、その封筒。ちょうどいい。これ使ってみましょう。

 テンプレート定規からは4種類のサイズの展開図を取れるようになっています。
 そのうち、小さい方の2種類が、A4のパンフレットから切り出せます。出来上がり寸法は、はがきより少し小さい98x148mm、名刺程度が入る65x105mm。
 案内が入っていた封筒は一辺残して切り開いたからA3サイズになりました。こちらからは、より大きい120x170mmや、114x162mmの封筒を作れます。

 試作開始です。テンプレートを乗せて鉛筆でなぞって、紙に展開図の線を引きます。
 線に沿ってはさみで切って、折ってのり付けすれば出来上がりです。

 テンプレートに直接カッターナイフを当ててはいけません!
 プラスチック製の定規ですから、傷んでしまいます。
 少し昔の私はおバカさんだったらしくて、ろくに説明を読まずに定規に一ヶ所切り傷を残していました。

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 試作は簡単に終わりました。今度は自作図案入りの封筒を作ります。

 まず、GIMPで図案の準備です。
 最近制作した漫画の中から絵を選んで、展開図に収まるように配置してみました。

 実はここで、意外と手間取りました。
 絵を切り抜いたり、縮小したりして、見苦しくならないか。何の絵か分からなくなってしまわないか。
 それを考えながら作業すると、つい迷ったり、やり直したりが増えて、時間を無駄にしてしまいました。

exer_Envelopes_4_312_190_20181010.jpg

 折り目をつけてみると、やはり失敗でした。
 人物の顔と体が折り目で分かれてしまうなんて論外です。ピアノやトロンボーンだって、こんな風に分けたら、何の絵か分からなくなります。

 図案を用意しながら、ぼんやり思いついたこともありました。封筒の内側にも絵を印刷しようかな?
 …それはやめようと、すぐに打ち消しました。
 裏表で印刷位置がきれいにそろわなければならないことをはじめ、手間が増えすぎます。
 印刷を両面にそろえる作業は、本を作る時のように、必要不可欠な場合だけに抑えましょう。

 試作の体験記は、このあたりにします。
 28ページ程度の漫画を11月25日までに執筆するなら、真剣に準備しなければならないことが、まだまだたくさんあります。
 図工の練習はここまでです。

 もしも抽選を通過して11月のコミティアに出展できることになれば、自作封筒入りのしおりなども、いいかもしれません。
 その時には、これまでの漫画の流用ではなく、展開図専用の図案を作成することにしましょう。



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