自分を守らないと、作品づくりはできなくなる [パーソナル ノート]
周囲の人が何を目指しているとしても、私だって自分の目標をあきらめないことが大切なんです。
自分を大切にする。
そう言うと「自分勝手」と決めつけられることがあります。実際、そういう言葉を掲げて身勝手なことをする人間もいます。
それでも、私自身の都合は、主張し続けるしかないんだと思います。
卑屈になっても、哀願調になっても、誰に対しても絶対に通じません。懇願しても手加減はしてくれません。稽古じゃないんですから。
心のバリアを作ると言うと、悪く解釈されることがあります。人との関わり合いを拒むとか、心を閉ざすとか、悪い意味にとられることがあります。
でも本当は、そうじゃないんです。
私と仲良くする気は無いけれど、私を自分の都合通りに振り回したい、と思っている者はどこにでも現れます。
そういう相手がどんな態度をとっても、私自身の生活や目標を守るためのバリアが必要なんです。
相手が本当に悪いのかどうかは関係ありません。
実の肉親だって介護が必要な身になれば、どんなことを気にするのか、健康な人とは違ってゆくのでしょう。
それに仕事で介護をしている人は、仕事の効率などについて、それぞれに思っていることがあるんでしょう。
私が何もしなくても、誰かが私の都合を聞いてくれるわけではないのは当然なんです。
誰かから言われたことを断ったり、無視したりすることが必要な時があるんです。
冷たいように見えるとしても、相手がそもそも甘えた付き合いなんか求めていないんです。
私と仲良くする気は無いけれど、私を自分の都合通りに振り回したい、と思っているにすぎないんです。
私のことを非難するのも、相手の都合なんです。絶対完全な正義ではありません。
えらい誰かが決めてくれるわけがないし、誰かが私の気持ちを察して優しい取り計らいをするわけではありません。
もしそんな奴が本当にいたら、何か悪いことを企んで私を巻き込もうとしている奴でしょう。
作品を作る時間を確保するのは、私が自分で努力するしかないんです。
仕事として通用する作品を作れるようになれば、現実的な理由から、私の立場を守る方が利益になると考える相手も、現れるようになるはずです。
作り手として評価と報酬を目指すために、自分を大切にする努力は必要なんです。
2021-07-03 03:30
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