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イベント会場の壁には [イベント - アイテム]

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 イベントに作品を展示してもらう時、会場によっては壁面パネルを借りることになる場合があります。

 デザイン・フェスタは東京ビッグサイトで開催されます。当日は広いホールの中に、作品展示用の壁面パネルを設置してもらうことで、壁掛け式の絵や作品を展示できます。

 このパネル、表面はきれいに紙がはってありますけれど、中はベニヤ板を材木でつないでいるものです。
 くり返し修理して使われているパネルなので、どこに継ぎ目があるのか、どこに梁が通されているのかは、外見ではわかりません。そのことを知ったので、私は出展に釘を使ったことはありません。



 壁に掲示するとき何を使っていいのか、というのは、会場ごとに事情が違います。下見をしたり、決まりを聞いておくことは、とても重要です。

 デザイン・フェスタのギャラリーが原宿にあります。ここの壁を作品展示に借りる場合、ネジは不可だそうです。釘の場合は、ギャラリーから補修用のパテを買って、抜き取った跡を修理する決まりだということです。

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 壁に貼るときのおすすめは、マスキングテープと粘着ラバーだそうです。
 マスキングテープは粘着力がひかえめで、壁にも作品にも、のり残りがほとんどありません。近ごろは色柄のおしゃれなマスキングテープもあって、展示の演出にも役立つようです。
 写真は私の作品を使った例ですが、ギャラリーでも実際に粘着ラバーでフォトフレームを壁に取り付けたり、マスキングテープで張り紙をしているのを見かけました。

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 粘着ラバーはホームセンター等で売っています。ブチルゴムという成分で、粘土や練り消しゴムのようにこねてくっつけます。
 重い物や壊れやすい物にはよくありませんが、軽いおもちゃ程度は壁につけられます。ポスターやカードも、もちろんOKです。

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 イベント会場で絵を展示する場合は、軽い素材を使うほうがいいかもしれません。
 私は5月の出展の準備に、コルクボードを額のかわりに使ったり、スチレンボードや厚紙を下地にして、絵をパネルにしたりしています。

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 絵の表面には無色透明のアクリル板などをかぶせています。
 ガラスのかわりに、額縁にラミネートフィルムをはり付ける、クリアポケットなどに入れる、というような、軽量化の方法はあるはずです。
 確かにガラスと違って、合成樹脂の板は長期間たつと変色します。けれど、イベントの展示は一日から数日程度です。作品の準備や後片付け、行き帰りに運ぶ際の負担が重要です。
 作品の性格上の理由で金属やガラスを使う必要があるとすれば、壁にかけるよりも、台を用意するほうが無難かもしれません。



 とにかく、ベニヤ板の壁に釘を打って、ガラスや金属の額縁をつり下げることは、おすすめしません。
 展示する場に合わせて、作品の内容と同時に、道具や材料まで選ぶことも、デザインという作業のうちですよね。

 イベント会場の壁については、以前にも書いた記事があります。少し古い内容ですが、参考になる点はあるかと思います。
イベント会場の、壁の使いかた


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