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誰も助けてはくれない。それでも進むしかない。

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 11月の出展のために、作品制作の時間を確保するために、努力しています。

 周囲から理解を得ているわけではありません。
 役人も業者も、私のような一般庶民が自宅にいる時は、仕事を休んで暇を持て余していると決めつけるものです。
 何もしていないと決めつけるから、事前の連絡なしに電話で呼びつけたり、押しかけて来たりするのでしょう。
 役人は私の専門外のことを自己責任で解決しろと要求します。業者に対して、私の時間を確保できるように話し合おうとすれば、業者は私に丁寧語を使わなくなって皮肉をぶつけてきます。

 それでも、こうした環境で、仕事として通用する質と量の備わる作品を作り上げることが、いつかプロの作り手として認められるための試練なのだ、と思うことにします。

 イラストレーター、漫画家、絵本作家…絵と創作で収入を得る立場になっても、企業や有力者から庇護を受けられる者は、極めてまれなのでしょう。

 ほとんどの者は権力者と親交など無いから、自分の事業に有利な制度なんか作ってもらえないし、土地を安く売ってもらえるわけでもないんです。
 侮辱され、排除されることが当たり前。排除という言葉には相手を傷つける意味は無い。つまり、排除されて傷つく程度の者には用が無いとでもいうのでしょう。

 私もよく言われます。絵描きなんかより、皿洗いや新聞配達の方が立派だよ。絵を描くのなんかやめて、ドブ掃除かゴミ拾いでもしなよ。

 けれども、そこで忘れてはならないことがあるんです。
 助言だろうが侮辱だろうが、相手は私の人生に対して責任を負っているわけではない。その事実です。

 プロの作り手になりたければ、自分の意志で活動実績を積み上げて、売込みのチャンスを逃さないようにしなければならない。
 誰も助けてはくれないものです。今の世の中では、誰もが自分の稼ぎや蓄えを守るだけで精一杯なのでしょう。

 疲れて眠気が取れないし、現実に不愉快な目に合うと、創作で明るく温かな雰囲気を描く気力も、無くしそうになります。
 11月の出展に作品完成が間に合うか、考えると気が重くなります。それでも進むしかないと、自分に言い聞かせます。

 誰も助けてはくれない。自分に役立つ助言は、自分で考え出すしかないのでしょう。




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