時計じかけのフィボート [パーソナル ノート]
ブログとPixivに同じ内容を投稿させていただきます。ご了承ください。
先日公表した時計のキャラクターの名前を決めました。
フィボート、と名付けます。時計の針にも振り子にも回転の中心軸(Pivot)がありますから、それにちなんで、Phi-voteです。
音感が満足できるというわけでもありませんけれど、こういう準備段階で手間取っていると、イベントに持参する作品を作る段階へ進めなくなってしまいますから。
これからの夏や秋のイベント出展で発表する作品の計画を立てて、どんなキャラクターや舞台装置を作成するかを色々と検討していて、それで今準備を進めているのがフィボートなどの新顔キャラクターというわけです。
もちろん今回も、単純な敵が登場するシナリオは避けることにしています。
人格に問題だらけの者が現われて、ただそれを力で打ちのめせば良いという筋書きは、作るのは簡単だろうし、読むのも単純明快で楽でしょう。けれども、現実の人生を生きていくには、そんな短絡的な発想は役に立たないはずです。
お前たちは薄っぺらな書き割りだと決めつければ、相手を傷つけるはずです。一度相手を傷つけてしまえば、和解は格段に難しくなるものです。
自分は戦えるんだ、強いんだと誇示して、誰かと友達になれるわけでもありません。力を見せびらかすことが自己PRとして正しいのならば、誰かがミサイルや軍艦で挑発してくる時、私たちは畏敬の念で仰ぎ見ているはずです。
人と人が、おとなの付き合い方をする、そんな実社会で生きてゆく気持ちになれる、心の支えになる物語を作りたいと思っています。
現実に不愉快な人はいます。不愉快な出来事はあります。けれども、そういうものへの憎しみというプレゼントは、あげません。私だって、そんなことのために作品づくりはしないつもりです。
2016-06-30 15:21
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