七つの風の翔ける郷の 語り部・リンナミーシャ [ストーリー - キャラクター]
黒い髪と、コンドルの羽をした女の子。
はばたくのはちょっと苦手。羽をいっぱいにひろげて風にのる方が上手。
空の文明の語り部として、歴史や儀礼などにはくわしいけれど、
羽のない、空を飛ばない人間なんて、迷信だと思っていた。
けれども、あるときゼフィーベという国へ迷い込んだ。そこは地上の、羽のないひとびとのすむ、小さな国。
リンナミーシャにとって、生まれて初めて見た、ふしぎな世界だった。
ふるさとへ帰る道を探しているけれど、探究心も豊か。
地上に住むひとびとのことをよく知って、故郷へ語り伝えようと決めている。
リンナミーシャは、天使でも妖精でもありません。自分のことを、ふつうの人と思っています。
自分が慣れていることを、気に入っていることを、普通だと思い込んで、誰かと行き違いをおこしたこと。誰かが、自己流のやりかたを、普通だと言い張って、私たちへ押しつけてきたこと。私たち誰もが、経験あるはずの話です。
そこから、ひとつのアイデアがあらわれたのです。
ゼフィーベという異国の空をさまよう少女、リンナミーシャの姿でした。
2012-04-25 07:13
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