幸せの魔女のお話を制作して
8/3の真夏のデザインフェスタ2019、それから8/25のコミティア129で公開した漫画『幸せの魔女のかけめぐる一日』を作りながら考えていたことを、少しだけ記事にしようと思います。
出展当日に漫画を買っていただけた方がいたことに感謝します。
イベントの日にも評価を頂けることが、少しとはいえ、あったということですが、今も活動を売り込む立場なので、今回も制作した漫画を無料公開させていただくことにします。
『幸せの魔女のかけめぐる一日』(Pixiv)
小さなぶたさんの魔女、カイ・ロルチェンスカが、幸せの魔女のおつとめのために、あちこちへ出かけるお話です。
実はこの「あちこち」のせいで、制作中に少々あわただしい思いをしました。
場面の移動・切り替えが2~3ページごとにあるので、全20ページというシナリオにしては、舞台装置を作成する作業が多くなりました。
実際には劇の舞台でも、場所の移動が無いシナリオというものは、よくあります。
作業の時間や労力を節約するのは大切ですけれど、そればかりにこだわると、もしかするとシナリオがマンネリ化したりして、うまくいかなくなる時があるかもしれない…そんなことが思い浮かんだので、今回は場面の変化をつけることを頑張ってみました、というところです。
舞台を作るために、これまでに作ってきた3Dデータのストックも色々使いました。
おかげで、それぞれの小道具・舞台装置の活かし方や改善するべき点を見つけることもあったので、今回もよい収穫のあった作品づくりでした。
赤毛のシャウラは、近頃出番がなかなか無かったのですが、今回は少しだけ登場する場を作れました。
これまで作ってきたキャラクター達と見比べながら考えてみたのですけれど、今のシナリオ作りの環境では、シャウラは学園もので言うところの、担任とか部活の顧問というようなポジションが合うのかなと思いました。
だから、シャウラの出番は少しだけでしたが、意味のある出番ができたと思っています。
次回の投稿では、コミティアで頒布した漫画『舵とりは灯を落として』を公開する予定です。
コミティア129 L29b
来たる8月25日、青海展示棟にて開催される、コミティア129。
サークル名『ゼフィーベの空に風翔けて』は、L29bの席をお借りして参加いたします。
新作漫画二作品の完成を当日に間に合わせるべく、準備を急いでいます。
それぞれ本文8ページと4ページの漫画です。
8ページの作品は、空の語り部リンナミーシャと、操縦士ミルコーロ・ゼンプテが探検に出かけるお話。
4ページの方は苗売り娘ノルン・シュマートンと、パーシュ・ティラード運転士の、日常の一幕の話です。
それと、先日8月3日に、真夏のデザインフェスタにて初公開した漫画『幸せの魔女のかけめぐる一日』も、コミティアでは初頒布の作品として持参します。
漫画がふたつとも無事完成すれば、今回は新作漫画で、人間のレギュラー8人全員に1コマ以上の出番を設けたことになります。
表情の付け方なども努力しました。
もちろん、いもむしラゼンパはじめ、ほかのキャラクターたちも活かせるように、懸命に漫画の内容を考えました。
確かにそんなことは、私以外の誰にとっても、どうでもいいことです。
それでも、人物の名前や性格、その他さまざまなアイデアを、考え出して作り上げてきたということを、無駄にしないためです。
苦心して積み上げたアイデアやノウハウを活かして、多彩な作品を作れるとPRするための一歩です。
こんな話も、あくまで無事出来上がればのことですが…がんばって残りのページを書いていきます。
真夏のデザインフェスタ 青海展示棟出展記
8月3日、真夏のデザインフェスタ出展は無事終わりました。
3日未明には睡眠をとりましたが、直前の1日と2日は徹夜したので、当日は眠気を抱えたままの出展でした。
りんかい線の駅を出てすぐに会場入口でしたから、会場周辺を見ること無くブースの準備を始めました。
昨年末に見に来た時には、展示棟と駅の間の歩道橋の近くには、少し驚くほどの雑草が茂っている場所があったのですけれど、出展当日に眺めてみると、そこは舗装でおおわれて、さらに歩道橋の階段にはエスカレーターも造られていました。
遊歩道の側の花壇とかは今どうなっているのかな、と思いましたけれど、見に行く元気も時間も足りなくて、駅を出て最短コースで会場に入りました。
青海展示棟は仮設の建物と聞いていましたが、中は快適でした。
中が暗い、蒸し暑いなどということが無くて、特に煩わされるものも無く、準備して開催時刻を迎えました。
作品は相変わらずです。最近描いた新作漫画の販売、絵の展示。
少しずつ改善点を見つけては採り入れていますけれど、まだ名作というレベルには届いていないようです。
当日は眠くて大変でしたが、考えてみれば去年暮れのコミティアでは、漫画の完成が当日の朝でした。
あわてて製本してからの出発で、あれほどひどい出展準備もこれまで無かったという気がします。
それに比べれば今回の真夏のデザインフェスタの時は、少しだけ進歩していたのかもしれません。
今回の出展者レポートは書きましたけれど、人にお見せするというよりも自分の見直しのようなものです。
それに次回デザインフェスタvol.50の出展者紹介も、早く送付するために書いています。
こっちも立派な広告というよりも、活動の意欲が無いと非難されるようなことを避けるためでしょう。まともな内容を書いて送らなくては。
次はコミティアです。8月25日の開催当日に、よい作品を持参できるようにがんばっています。