今回の執筆を終えて [イベント - コミティア]
11月25日開催のコミティアに、新作漫画の執筆を、何とか間に合わせることができました。
本のタイトルは『コードフィーンドのタブレット』と名付けました。この後、Pixivにも投稿して、公開する予定です。
けれども、あわただしい準備の進め方でした。執筆段階を始めるのが遅すぎました。
内容も、コマ数やセリフが多くて、画像作成はじめあらゆる点で、作業が多くなってしまいました。
時間があればシナリオを見直すことだって、できたのかもしれません。
登場人物を増やそうとしたのも、よくなかったかもしれません。いざ仕上げてみると、充分に出番があって個性を発揮しているのは、たった三名ほどです。
コマを増やせばいいというものではないのでしょう。シナリオがどんなに長くても、主要人物の数は増やせないようです。公開しているキャラクターすべての個性を発揮させて、作り手としての自己PRをするためには、シナリオや漫画そのものを、もっと多く作るしかないのでしょう。
この先もっと評価を得るための対策は何か、考えさせられた期間でもありました。
かな文字だけのタイトルにしたのも、奥付を作成する時にフリガナを書き加える作業を省くためでした…これは以前にも何度か使いましたけれど…
製本まで完了したのが、25日当日の朝。前日に徹夜するという、ひどい出展準備をやってしまいました。
製本を終えてあわてて出発して、会場に到着したのもギリギリの時間でした。
書けばキリがないのですが…
出張マンガ編集部の出展メディアについて何も調べなかった。
ブースのレイアウトをデザインする時間も取らなかったから、これまで同様、本を並べるだけの地味な出展だった…これまでよりもさらに悪いことには、当日フェルトペンを忘れたものだから、値札をボールペンで書いていた。細い字で情けない売り出しぶりだった…。
当日の気温を全く考えていなかったから、厚手のものを着ていくのも忘れていた。カイロも用意すればよかった。
徹夜を繰り返したせいで、眠気も強かった。電車の中で立っていても眠ってしまいそうなほどだった。
…こうして振り返ると、漫画を完成させて持参した点以外は、これまでで最もひどいイベント出展だったのかもしれません。
もっと早く作品制作を始めなければならなかったし、売り込み先を調べるなどの、これまで成功した経験が無い件には、もっと努力しなければならないんです。
時間は無駄にできない。仕事として作品を作る立場にたどり着くためには、まだ努力をしなければ。
そう考えると、大切ではないことに時間や労力を使ってはならない、ということも、あらためて思い知った経験でした。
これから、また計画を立てましょう。今度こそ、時間をもっと大切にしましょう。
新作漫画、制作進行中 [イベント - コミティア]
足場は揺らぐもの
11月25日のコミティア126に持参できるように、新作漫画の執筆がんばっています。
当日の会場で莫大な売り上げなどが、あるわけではありません。
作品を作った事実と、努力や経験こそが大切なんです。
足場は揺らぐものです。
何もせず安定している会社や商売なんて無いはずです。
安定企業と言われる会社は、社員が絶えず努力を続けて、評価を獲得し続けているところなんです。
昔の実績でブランド力があるとか、必需品を扱う業種だから絶対仕事がなくならないとか、そういうことにすがりつく人ばかりの仕事は腐っていくものです。
意欲も無く、一般消費者が問い合わせても不親切な業者や役人なんか、そこらじゅうにいるものです。
私も、イベントに申し込んでいればいいとか、ネットで記事を公開していればいいとか、思い込んでいるわけではありません。
時代が突然変わって、今のイベントやSNSなんか時代遅れになるかもしれない。
大きく有名なものにすがりつこうとしてはいけないのでしょう。
けれども今は、期日に作品本体をそろえるために四苦八苦している段階です。
仕事として作品を作れる日を目指しているけれど、まだ遠くなのでしょう。
時代が変わっても通用する知恵や力を身につけておくために、今はこれ以上考えず、作品制作に集中することにします。